市民会館エントランス前に設置した『和のナチュラルガーデン』。
森や山を訪れた時、たくさんの緑や野の花のなかに身をおくと
心がやすらぎほっとします。
木々は芽吹き、葉を茂らせ紅葉し、そして落葉しその姿をみせる。
季節ごとに移り変わるその表情は、四季の彩を持つ日本でこそ
味わうことができる美しさです。
日々の暮らしの中でそんな自然を身近に感じることができたら・・・。
そんな願いを込めたお庭です。
イングリッシュガーデンも憧れますが、こんなすてきな日本にいるのですから
日本の良さを味わえる和テイストの自然なお庭をつくりました。
山どりの自然樹形の雑木を一本一本セレクトして、
あたかももともとそこに生えていたかのように配置し、
差し込む木漏れ日が似合う草花たちをナチュラルに植え込みました。
実をつける『まゆみ』や『ツリバナ』を植え
小鳥さんのためにバードバスを・・・。
イギリスのアンティークの茶色の煙突、水生植物を楽しむ石の古い水鉢。
和洋問わずお気に入りのものに囲まれて暮らすお庭です。
今回このお庭は、きちんと図面も書かず即興で作りながらイメージを
ふくらませて自分たちの感覚を信じて一生懸命作庭したものです。
とても好評で2日間で撤去するのは残念だと、
このままおいておいて欲しいというお声をたくさんお聞きしました。
作った甲斐がありました。
このお庭の作庭に携わったスタッフ全員同じ思いだと思います。
現地で作庭を始めて今日撤去するまでの5日間とっても楽しかったです。
いい経験をさせていただきました。
このイベントを運営してらっしゃる皆様、善通寺市の皆様、
そしてわざわざ善通寺まで見に来てくださったGARDENSファンの皆様、
ありがとうございました。
Miyamoto
きっと訪れた人は、心地よさを感じ、ずっとそこにたたずんでいたいと思うでしょう。
作りすぎず、だけど吟味を重ね、丁寧に作られている様子が、わかります。
先日、国際バラとガーデニングショウで吉谷さんと玉崎さんが、「ショウガーデンをつくってきて」というタイトルで対談されていましたが、作る苦労とそれを忘れさせてくれる喜びについて語ってらっしゃいました。そして作庭したそれぞれのお庭には、スタッフが誇らしげに微笑んでいた姿が印象的でした。
同じ笑顔が、この写真にありますよ。。。